女性コラム
【ピルの飲み方】飲み忘れた場合の対処法・妊娠確率は?正しい服用方法や飲みはじめのタイミングを確認!
低用量ピルは飲み忘れたり、飲み方を誤ったりすると、避妊効果が得られないことがあります。
きちんと効果を得るためにも、正しい服用方法を確認しましょう。
飲み方や飲み忘れの対応で困ったら、医師や薬剤師に相談するのがおすすめです。
なお、オンライン診療でピルの処方を受ければ、いつでもインターネット上で医師や薬剤師に相談できます。
チャットや電話で相談できるオンライン診療サービスも増えています。
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【対処法】ピルを飲み忘れたら1日に2錠を服用で対処しよう
ピルを飲み忘れたら、1日に2錠を服用します。
まずは、気づいた時点で飲み忘れた分を服用しましょう。
続いて、普段ピルを飲む時間に、今日の分のピルを服用してください。
飲み忘れに気づいた日以降は、普段通りピルの服用を続けてくださいね。
いつも服用する時間に飲み忘れに気づいたら2錠まとめて服用
普段ピルを飲む時間に飲み忘れに気づいたら、2錠まとめて服用します。
また、ピルがいつも手元にあるとは限りません。
外出先で飲み忘れに気づいた場合などは、自宅に帰って飲み忘れた分を服用し、普段の時間にもピルを服用してください。
3日以上のピル飲み忘れで不正出血・生理きたら服用を中止
もしも、3錠以上の飲み忘れで不正出血や生理がきたら、ピルを飲むのを中止します。
ピルを再開するのは、出血が止まり、次の生理がきたタイミングです。
次の生理がくるまで、約1か月ほど休薬しますよ。
▼出血した場合の対応
1〜2錠の 飲み忘れ |
飲み忘れに気づいたら1錠を飲み、 普段の時間にも1錠を服用 (1日に2錠のピルを飲む) |
---|---|
3錠以上の 飲み忘れ |
ピルを一時的に中止する 次の生理が始まった日から再開 |
低用量ピルを飲み忘れたときの妊娠確率
ピルを正しく飲むと、99%以上の避妊効果が期待できます。
しかし、飲み忘れがあると避妊効果は91%まで下がり、望まない妊娠を招くことも。
なお、飲み忘れた場合の妊娠確率は、飲み忘れの期間やタイミングによっても異なります。
ピルの飲み忘れは48時間以上で避妊効果が消失
最後にピルを飲んでから、48時間以上が経過すると避妊効果は消失します。
避妊効果を維持するためには、最後に飲んでから48時間以内にピルを服薬することが必要です。
もしも、避妊効果が消失してしまったら、7日間は性行為の際にコンドームを併用してください。
避妊効果を復活させるためには、連続で7日間ピルを続けることが必要です。
シート1週目でのピル飲み忘れは避妊効果が下がる
シート1週目でピルを飲み忘れると、避妊効果が消失することもあります。
もしも飲み忘れた場合には、7日間はコンドームの併用が必要です。
飲み忘れ期間に避妊具なしの性行為があった場合は、アフターピルが必要です。
【初めての方向け】正しい低用量ピルの飲み方を確認
低用量ピルは飲み方のルールが決められており、ルールを破ると避妊効果が得られないこともあります。
妊娠を防ぐためには、正しい飲み方を身に着けることが大切です。
ピルの飲み始めは生理1日目が基本
低用量ピルや超低用量ピルは、生理が始まった日に飲み始めます。
生理の初日から飲み始めるのは、服用前に妊娠していないことを確認する必要があるためです。
妊娠している場合、ピルを服用しても効果は期待できません。
生理不順の場合の飲み始めは医師と相談
生理不順の場合、飲みはじめのタイミングは医師と相談して決めます。
ピル処方の際には必ず診察があるため、診察の際には生理不順であることを伝えてくださいね。
生理以外でピルを飲み始めたら7日間はコンドームを併用
生理が始まった日以外にピルを飲み始めたら、7日間はコンドームを併用する必要があります。
コンドームが必要なのは、避妊効果が出るまでに時間がかかるためです。
▼ピルの飲み始めと効果の出るタイミング
生理の初日に 飲み始め |
飲み始めた日から 避妊できる |
---|---|
その他の期間に 飲み始め |
避妊効果は7日間 ピルを連続で飲んだ日から |
21錠シートのピルの飲み方
21錠シートのピルは、21日間の服用と1週間の休薬を繰り返します。
休薬期間が終わったら、新しいシートに取り替えて、服薬と休薬を続けましょう。
なお、毎月の休薬期間には、生理のような出血(消退出血)が起こります。
28錠シートのピルの飲み方
28錠シートのピルは、毎日欠かさずピルを飲みます。
21錠シートのように休薬期間がないため、ピルを飲む習慣がつきやすく、飲み忘れにくい点がメリットです。
なお、28錠シートの場合は、「偽薬期間」に生理のような出血が起こります。
偽薬期間は、シート4週目にある「有効成分の入っていないピル」を飲む期間です。
ピルの飲み始めは生理が長い場合も
通常、休薬期間や偽薬期間には、約2〜5日間の生理のような出血(消退出血)が起こります。
出血の期間は、ピル服用前よりも短くなることが多いです。
ただし、ピルの服用開始の直後はホルモンバランスが崩れる影響で、出血期間が長引くこともあります。
出血が長引いても、休薬期間(偽薬期間)が終わったら、ピルの服用を再開しましょう。
【Q&A】ピルを飲み忘れたら?飲み方に関するよくある疑問
Q.
ピルを1日飲み忘れたら、1日に2錠のピルを服用します。
まずは、気づいた時点で飲み忘れ分を飲みましょう。
さらに、普段ピルを飲む時間にもピルを服用してください。
▼1日飲み忘れの避妊効果
シート1週目 | 避妊効果が消失する |
---|---|
その他の 期間 |
避妊効果は 維持される |
飲み忘れた期間(シート1週目)に性行為があれば、アフターピルの服用が必要です。
また、飲み忘れのあと、7日間ピルを連続で服用したタイミングから避妊効果が期待できます。
Q.
ピルを2日飲み忘れたら、1日に2錠のピルを服用します。
まずは、飲み忘れが発覚した時点で飲み忘れたピルを服薬し、普段ピルを飲むタイミングにもピルを服用してください。
▼2錠飲み忘れの避妊効果
避妊効果が 落ちる |
シート1週目で飲み忘れ |
---|---|
避妊効果が 消失する |
シート2〜3週目で飲み忘れ 最後にピルを 服用してから 48時間以上が経過 |
避妊効果は 維持される |
その他の場合 |
シート1週目の飲み忘れ、また最後にピルを服用してから48時間以上が経過すると、避妊効果は消失します。
妊娠のリスクが上がるため、性行為の際にはコンドームが必須です。
また、飲み忘れの期間に性行為があれば、アフターピルを服用しましょう。
Q.
3日目に気づいた場合でも、飲み忘れへの対処は可能です。
気づいた時点で飲み忘れた分のピルを飲み、普段ピルを飲む時間にも服用しましょう。
なお、もしも飲み忘れで出血が起こったら、次の生理までピルの服用を1か月ほど中止します。
3錠以上の飲み忘れでは、避妊効果が消失します。
Q.
飲み始めが遅れて、休薬期間が8日以上になると避妊効果は消失します。
そのため、7日連続でピルを服用するまでは、性行為を控えるか、コンドームを利用しましょう。
なお、ピルは普段通り服用を続けてください。
Q.
ピルの飲み忘れがいつかわからない場合でも、普段通りピルを飲み続けてください。
ただし、2日以上の飲み忘れが確認できる場合は、避妊効果が落ちているケースも。
そのため、7日間はほかの避妊法(コンドームなど)を併用するのがおすすめです。
Q.
1日に飲めるピルの数は、2錠までです。
3錠以上を服用すると、強い副作用が出る恐れがあります。
不安な場合や強い副作用が出た場合は、病院やオンライン診療で、医師に相談するのがおすすめです。
Q.
飲み忘れに気づいて12時間以内に対処すれば、避妊効果は維持されます。
Q.
飲み忘れが1〜2錠の場合、不正出血があってもピルを飲み続けます。
一方、3錠以上の飲み忘れで不正出血した場合には、ピルを一時的に中止しましょう。
出血が終わり、次の生理が始まった日に、新しいシートで服用を再開してくださいね。
Q.
ピルの服用開始からすぐはホルモンバランスが乱れるため、生理が長引く場合があります。
生理の遅延はよく起こる副作用の1つであり、過度な心配は不要です。
ただし、出血量が多かったり、期間が長引いてつらい場合は、医師に相談するのがおすすめですよ。
ピルの種類を変えると、症状が緩和することもあります。
Q.
ピルは、休薬期間(偽薬期間)が終わり、新しいシートに移るタイミングで変更します。
Q.
原則、低用量ピルは生理の初日に飲み始めます。
生理の初日に飲み始めるのは、できるだけ早く避妊効果を得るためです。
飲み始めが遅れたり、早すぎたりすると、避妊効果が期待できるタイミングは変わります。
▼ピルの飲み始めと避妊効果
飲み始め | 避妊効果が期待できる タイミング |
---|---|
生理の初日 | 飲み始めた日から |
その他 | 7日間ピルを連続で飲んだ日から |