女性コラム
【低用量ピル】避妊効果はいつから?休薬期間の効果や種類別の避妊率・飲み始めの妊娠の可能性を解説!
生理の初日にピルを飲み始めた場合、避妊効果は服用を開始した日から期待できます。
一方で、飲み始めのタイミングが遅れると、避妊できるのは7日以上ピルの服用を続けた日からです。
▼この記事のポイント
- 避妊効果は飲み始めの時期で変わる
- 飲み始め生理初日:効果は飲み始めた日から
- 飲み始めその他の期間:効果は1週間後から
- 避妊効果は休薬期間も維持される
1日でも早く避妊効果を得るためには、できるだけ早くピルの服用を始めることが大切です。
もしも、産婦人科や婦人科への受診に抵抗があるなら、オンライン診療でピルの処方を受けるのも1つの手。
オンライン診療なら、電話やチャットで診察が受けられるだけでなく、自宅にピルを郵送してもらえます。
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低用量ピルの避妊効果はいつから?飲み始めの効果をチェック
低用量ピルの避妊効果は、飲み始めのタイミングによって異なります。
ピル 飲み始め |
避妊効果はいつから? |
---|---|
生理の初日 | 飲み始めた日から |
その他の 期間 |
7日以上ピルの 服用を続けた日から |
生理初日から服用を始めた場合、飲み始めの日から避妊効果が期待できます。
一方、その他の期間に服用を始めると、効果が出るのは1週間後です。
また、飲み忘れがあった場合、避妊効果は得られません。
ピルの避妊効果を得るためには、「7日間連続で服用」が必要です。
ピルは休薬期間も避妊効果が維持される
ピルを飲み忘れなく服用した場合、休薬期間(偽薬期間)も避妊効果は維持されます。
なお、効果が維持されるのは、1週間のみ。
休薬期間(偽薬期間)明けにピルの服用を忘れると、避妊効果は消失するため、飲み忘れには注意しましょう。
2シート目以降はピル服用1日目から避妊効果が見込める
2シート目以降では、ピル服用1日目(休薬期間明け)から、避妊効果が期待できます。
つまり、飲み忘れなくピルの服用を続ければ、実薬期間・休薬期間に関係なく、常に避妊効果が期待できるのです。
ピルの月経困難症(PMS含む)の効果は何日目から?
1か月以上ピルを服用すると、月経困難症・PMSなどへの効果も出てきます。
すぐに効果が期待できないのは、ホルモンバランスなどが関係しているためです。
ちなみに、月経困難症は、排卵による女性ホルモンの変動が原因で起こります。
生理の期間にピルを飲み始めた場合、次の生理以降から効果が期待できます。
【一覧表】避妊効果ない低用量ピルもある?ピルの種類と避妊率
日本で流通している低用量ピルは、すべて避妊率が99%以上です。
ピル服用で避妊できる確率は、「パール指数(避妊効果の度合い)」で表されます。
名称 | パール指数 |
---|---|
シンフェーズ | 0.59 |
トリキュラー ラベルフィーユ |
0.073 |
アンジュ | 0.28 |
マーベロン ファボワール |
0.085 |
ルナベル フリウェル (治療用のピル) |
0.19 |
パール指数とは、100人の女性が1年間に妊娠する割合のこと。
低用量ピルはパール指数が1以下で、服用中は妊娠する可能性がほとんどありません。
※治療用に作られたピル「フリウェル」・「ルナベル」は、避妊目的で処方されません。
【避妊失敗例】ピル服用中に妊娠する原因を解説
ピルを服用していても、飲み忘れなどにより避妊効果が下がると、妊娠することがあります。
▼ピル服用中に妊娠する原因
- ピルの飲み忘れ
- 服用時間の変動
- 飲み合わせの悪い薬の併用
- ピル服用後の嘔吐
ピルの避妊率は99%以上ですが、飲み忘れがあると避妊率は91%まで低下します。
また、服用する時間が毎日大きく変わると、避妊効果が低下することも。
休薬期間に生理がこないなど妊娠の兆候があれば、妊娠を疑い、妊娠検査薬を使用しましょう。
【Q&A】ピルの効果はいつから?避妊用ピルに関するよくある疑問
Q.
ミニピルの避妊効果はいつから?
ミニピルの避妊効果も、低用量ピルと同様に服用した日から期待できるとされます。
ただし、飲み始めのタイミングが遅れると、避妊効果を得るまでに時間がかかってしまいます。
早い段階で避妊効果を得たいなら、生理の初日から服用を始めましょう。
Q.
ピル服用中でもコンドームの併用が必要なのはなぜ?
ピルの服用中でもコンドームの併用が必要なのは、性感染症を防ぐためです。
高い避妊効果が期待できるピルですが、性感染症を防ぐ効果はありません。
性感染症の中には、見た目やにおいが正常でも性病の可能性はあるため、性行為の際はコンドームを併用しましょう。
Q.
服用を中止すると、避妊効果はすぐになくなります。
避妊効果が維持されるのは、ピルの服用を続けている期間のみです。
Q.
ヤーズフレックス(超低用量ピル)も低用量ピル同様、飲み始めのタイミングによって効果が期待できる時期が変わります。
ピル 飲み始め |
避妊効果はいつから? |
---|---|
生理の初日 | 飲み始めた日から |
その他の 期間 |
7日以上ピルの 服用を続けた日から |
なお、日本ではヤーズフレックスは避妊目的で処方されません。
ヤーズフレックスは、生理痛など生理に伴う不快な症状を改善する目的で、処方されています。
Q.
トリキュラー(低用量ピル)の避妊効果は、飲み始めた日から期待できます。
ただし、すぐに避妊効果が得られるのは、生理初日に飲み始めた場合のみ。
生理の初日以外に服用を始めた場合、効果は7日連続で飲んだ後から期待できます。
Q.
マーベロン(低用量ピル)の避妊効果は、飲み始めのタイミングによって異なります。
ピル 飲み始め |
避妊効果はいつから? |
---|---|
生理の初日 | 飲み始めた日から |
その他の 期間 |
7日以上ピルの 服用を続けた日から |
Q.
ピル服用から5日目の避妊効果は?
生理初日にピルの服用を始めた場合、5日目でも避妊効果は期待できます。
一方で、生理の初日以外に飲み始めた場合、5日目では避妊効果が期待できません。
避妊効果が期待できるのは、1週間ほど連続でピルを続けたタイミングです。
Q.
ピルを生理じゃない時に飲み始める場合の避妊効果は?飲み始めに妊娠の可能性はある?
ピルを生理以外のタイミングに飲み始めた場合、飲み始めすぐには避妊効果が期待できません。
避妊効果が期待できるのは、7日連続でピルを服用した日から。
なお、飲み忘れがあると避妊効果が得にくくなるため、毎日きちんと服用を続けましょう。
未承認医薬品等異なる目的での使用:ミニピル、超低用量ピルは医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律で 避妊の効果について認められておらず、未承認薬の扱いとなります。低用量ピルは 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律で PMSの効果について認められておらず、未承認薬の扱いとなります。
入手経路等:国内医薬品販売代理店経由
国内の承認医薬品等の有無:国内で避妊に使われる内服薬には、マーベロンやトリキュラーなどが挙げられます。国内でPMS改善の効果が認められている医薬品はありません。
諸外国における安全性等に係る情報:悪心、頭痛、吐き気 、不正出血 、血栓症等のリスクがあります。
医薬品副作用被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用救済制度の 対象外となります。