女性コラム
【ピルの種類】どれがいい?一覧表でわかるそれぞれの特徴や選び方を解説!
低用量ピルの種類には、「避妊用」と「治療用」の2種類があります。
避妊用のピルでよく使われるのは、マーベロンやトリキュラーです。
一方、治療用にはフリウェルLDなどが使われます。
悩みや要望 | おすすめのピル |
---|---|
生理痛やPMSを緩和したい… | フリウェル |
ニキビの治療で飲めるピルは? | マーベロン |
価格が安い避妊用ピルはある? | ラベルフィーユ ファボワール |
副作用が不安… | 超低用量ピル |
低用量ピルは種類が多いため、自分に合ったものを選ぶのは大変です。
どのピルを飲むべきか判断できない場合は、医師に相談しましょう。
診察の際に「どのピルを飲めばいいかわからない」と相談すれば、医師があなたの悩みを聞いた上で、ぴったりなピルを提案してくれますよ。
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低用量ピルの種類一覧と特徴や違い
日本では、トリキュラー・ラベルフィーユ・アンジュ・マーベロン・ファボワール・シンフェーズ・フリウェル・ルナベルと、8種類の低用量ピルが流通しています。
8つの低用量ピルは、「世代」や「相性」で分類されます。
▼ピルの分類
世代 | 有効成分の「種類」による分類 |
---|---|
相性 | 有効成分の「量」による分類 |
「世代」は、作られた順番による分類です。
製造時期が新しいピルほど、副作用の発現率が低いとされます。
「相性」は、ピルに含まれる有効成分の量に関係する分類です。
ピルの分類「世代」とは
世代(有効成分) | ピルの種類 |
---|---|
第1世代 (ノルエチステロン) |
シンフェーズ フリウェル ルナベル |
第2世代 (レボノルゲストレル) |
トリキュラー ラベルフィーユ アンジュ |
第3世代 (デソゲストレル) |
マーベロン ファボワール |
ピルの分類「世代」は、作られた順番による分類です。
第1世代のピルは副作用が出やすかったため、第2世代のピルが作られました。
さらに、第2世代のピルを研究し、より副作用を軽減したピルが第3世代です。
研究を重ねて作られた「第3世代」のピルは、副作用の発現率が低めです。
気持ち悪さや不正出血だけでなく、ニキビやむくみなどの副作用も現れにくいですよ。
ピルの分類「相性」とは
「相性(そうせい)」は、配合されている有効成分の量に関する分類です。
1相性は、21錠すべてに同じ量の有効成分が含まれています。
一方で、3相性は錠剤の色によって、含まれている有効成分の量が異なる点が特徴です。
【目的別】低用量ピルの種類と選び方!おすすめは?
「世代」や「相性」が難しいと感じるピル初心者の方は、目的別の分類からピルを選ぶのがおすすめです。
▼あなたがピルに期待したい効果は?
避妊用ピルの種類
日本で使われている避妊用の低用量ピルは、6種類あります。
取り扱うクリニックが多く、入手しやすいのは「トリキュラー」と「マーベロン」です。
また、避妊用の低用量ピルには、「先発品」と「後発品(ジェネリック医薬品)」があります。
▼避妊用の低用量ピル
先発品 | 後発品 (ジェネリック) |
開発時期 |
---|---|---|
シンフェーズ | ー | 古 ↑ ↓ 新 |
トリキュラー アンジュ |
ラベルフィーユ | |
マーベロン | ファボワール |
「後発品(ジェネリック医薬品)」は、先発品よりもリーズナブルな価格帯が魅力です。
安く手に入るのは、先発品と同じ成分で開発されており、研究費や開発費がかかっていないため。
なお、先発品と後発品は、期待できる効果や副作用が同じです。
たとえば、マーベロンとファボワールには、同じ作用が期待できます。
種類別:低用量ピルの避妊率
低用量ピルは、種類にかかわらず99%の避妊率が期待できます。
ピルの避妊効果は、100人の女性が年間に妊娠する割合「パール指数」で表されることもありますよ。
▼低用量ピルのパール指数
シンフェーズ | 0.59 |
---|---|
トリキュラー ラベルフィーユ |
0.073 |
アンジュ | 0.28 |
マーベロン ファボワール |
0.085 |
パール指数の数値が低いほど、妊娠する確率も低くなります。
低用量ピルを正しく服用していれば、妊娠する確率は1%未満と非常に低いですよ。
副作用の少ない低用量ピル
気持ち悪さや不正出血などの副作用が不安なら、開発時期の新しい第3世代のピル(マーベロンやファボワール)を選ぶのがおすすめです。
マーベロンとファボワールは、どちらも同じ成分の低用量ピル。
飲み方が簡単なので、ピル初心者の方にも人気があります。
月経困難症(PMS)改善に使われる低用量ピルの種類
生理の際の不快な症状(月経困難症)を改善したいなら、フリウェルやルナベルを選ぶのがおすすめです。
フリウェルとルナベルは同じ成分の低用量ピルで、人気が高くさまざまなメーカーが製造しています。
メーカーによってパッケージが異なりますが、成分や期待できる効果は同じです。
▼ピルで改善が期待できる症状
生理に伴う…
- 腹痛や腰痛、頭痛
- 食欲増進/減退
- 不安感やイライラ
- だるさや疲れやすさ
- 下痢や嘔吐
- 肌トラブルなど
ニキビ肌におすすめの低用量ピルの種類
ニキビが気になる方には、マーベロンやファボワールがおすすめです。
マーベロンとファボワールには、皮脂の過剰分泌の原因となるホルモンを抑制する成分が配合されています。
皮脂の過剰分泌が落ち着けば、毛穴が詰まりにくくなるため、ニキビの再発が防げますよ。
低用量ピルは、皮膚科でのニキビ治療に用いられることもあります。
【種類別】安いのは?低用量ピルの値段と保険適用
低用量ピルは、種類によって値段が異なります。
安いピルを買いたいなら、保険適用について知っておくことが大切です。
▼低用量ピル「値段」のポイント
- 避妊目的のピルは保険適用外
(月額2,000〜3,000円) - 治療目的のピルは保険適用〇
(月額1,000円前後) - 超低用量ピルにも保険が適用
保険が適用されると費用の負担が3割になるため、月額1,000円前後でピル服用を続けられます。
避妊目的で飲む低用量ピルは保険適用外
避妊目的で服用するピルは、種類にかかわらず保険適用外です。
保険が適用されないのは、「避妊」が怪我や病気に含まれないため。
日本では、怪我や病気の治療に使う一部の薬のみが、保険適用の対象です。
【例】保険適用外のピル
- シンフェーズ
- トリキュラー
- ラベルフィーユ
- アンジュ
- マーベロン
- ファボワール
保険適用ピルの種類一覧
月経困難症やPMS、子宮内膜症の治療に使う場合、低用量ピルは保険が適用されます。
治療に使えるピルは、2種類の低用量ピルと、5種類の超低用量ピルのみです。
低用量ピル | ルナベルLD フリウェルLD |
---|---|
超低用量ピル | ルナベルULD フリウェルULD ヤーズ ドロエチ ヤーズフレックス |
低用量ピルは、保険適用で月額1,000円前後。
一方、超低用量ピルは1,000〜3,000円ほどとやや高額です。
低用量ピルと超低用量ピルの違いは?
超低用量ピルは、血栓症の原因となる成分が、低用量ピルよりも少ないことが特徴のピルです。
血栓症とは、血管に血の塊(かたまり)が詰まってしまう症状のこと。
運動や水分補給で予防ができますが、リスクが不安なら超低用量ピルを選ぶのも1つの手です。
なお、ピル服用中の血栓症の発現率は、10,000人に3〜9人と決して多くはありません。
低用量ピルはオンライン処方も可能!おすすめの購入先
低用量ピルは、産婦人科や婦人科だけでなく、オンラインでも処方を受けられます。
オンライン診療で処方を受ければ、自宅にピルを郵送してもらえるため、忙しい方でもピルの服用を継続しやすいですよ。
なお、産婦人科でもオンライン診療でも、取り扱われているピルの種類はほとんど変わりません。
▼初心者にもおすすめ
低用量ピルのオンライン診療
【メデリピル】 初回はピル1シート無料 |
月額1,980〜 2,970円 解説を見る |
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【スマルナ】 診察は顔出しなしの チャット形式 |
月額1,980〜 3,380円 解説を見る |
【東京オンラインクリニック】 オンラインでも保険適用 |
月額1,935〜 2,500円 解説を見る |
※税込み/自由診療※オンライン診療では医師の診察が必要です。診察の結果、ピルが処方されないこともあります。
メデリピル:初めての低用量ピル処方におすすめ
営業時間 | 7時〜24時 休診日なし |
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ピルの種類 | 低用量ピル6種類 超低用量ピル5種類 |
料金 | 初回1シート0円 月額:1,980〜2,970円 診察代無料 |
※税込み/自由診療
メデリピルは、初回利用に限り低用量ピル1か月分が無料で試せるサービスです。
低用量ピル6種類、超低用量ピル6種類とラインナップも充実。
取り扱い種類の多いサービスなら、あなたにぴったりなピルが見つかるでしょう。
電話による無料の診察では、産婦人科の医師があなたに合ったピルを提案してくれます。
スマルナ:忙しい方も使いやすいチャット診察
営業時間 | 24時間 休診日なし |
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ピルの種類 | 低用量ピル5種類 |
料金 | 1,980〜3,380円 送料込み |
※税込み/自由診療※送料込み
スマルナは、顔出しなしの「チャット」でピル処方が受けられるサービスです。
使い方はとても簡単で、アプリをインストール・個人情報の登録・チャット診察の3ステップ。
チャット診察は、初診から利用できます。
東京オンラインクリニック:保険適用ピルも処方
営業時間 | 11時〜19時30分 |
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ピルの種類 | 低用量ピル6種類 超低用量ピル5種類 |
料金 ※保険適用外 |
1,935〜2,500円 |
料金 ※保険適用 |
1,040〜2,890円 |
※税込み
東京オンラインクリニックは、一部のピルが保険適用のサービスです。
初診からオンラインで保険適用が受けられるため、生理痛やPMSなどの症状に悩んでいる方にぴったり。
保険適用を受ける場合は、保険証を用意しておきましょう。
【Q&A】どれがいい?低用量ピルや種類に関する疑問を紹介
Q.
低用量ピルは、避妊や生理に伴う不調を改善する効果が見込める医薬品です。
服用すると一時的に排卵が止まるため、性行為があっても妊娠しにくくなります。
避妊率は99%と非常に高く、日本だけでなく世界各国でも流通していますよ。
Q.
日本では、8種類の低用量ピルが流通しています。
▼低用量ピル一覧
- シンフェーズ
- トリキュラー
- ラベルフィーユ
- アンジュ
- マーベロン
- ファボワール
Q.
ピルは、1〜3か月ほど服用を続けても、生理痛などの症状が改善しなかった場合に種類を変更します。
▼種類変更のタイミング
- 生理に伴う不調が治らない
- 不正出血が落ち着かない
- 強い副作用が出てつらい
なお、低用量ピルは1シートを飲みきったタイミングで変更するのが一般的です。
Q.
低用量ピルは、種類によって副作用の出やすさが異なります。
低用量ピル | 頭痛 | 悪心 | 腹痛 | 不正 出血 |
シンフェーズ | 5% 未満 |
5%~ | 5% 未満 |
5% 未満 |
トリキュラー ラベルフィーユ |
5%~ | 29.4% | 5%~ | 不明 |
アンジュ | 5%~ | 5%~ | 5% 未満 |
5% 未満 |
ファボワール マーベロン |
5%~ | 5%~ | 5% 未満 |
5% 未満 |
ルナベルLD フリウェルLD |
15.5% | 17.9% | 5%~ | 60% |
Q.
日本で現在使われている中用量ピルは、「プラノバール」のみです。
Q.
日本で流通している超低用量ピルは、ルナベルULD・フリウェルULD・ヤーズ・ドロエチ・ヤーズフレックスの5種類です。
ルナベルULDとフリウェルULDは、同じ成分の超低用量ピル。
また、ヤーズ・ドロエチ・ヤーズフレックスも、配合されている成分が同一です。
ルナベルULD フリウェルULD |
使用実績の長いピル 休薬期間が7日と長い |
ヤーズ ドロエチ |
むくみが起こりにくい 休薬期間が4日と短い |
ヤーズ フレックス |
生理の頻度を減らしやすい 子宮内膜症の治療にも使われる やや高額 |
なお、超低用量ピルは、生理の際の不快な症状を軽減する目的で服用します。
血栓症の原因となる成分の配合量が少ないため、副作用が不安な方におすすめです。
Q.
高用量ピルには、エナビット10・ノアルテンD・アノブラールなどが挙げられます。
なお、副作用が強いことから、現在は高用量ピルが使われていません。
エナビット10は、世界で初めて承認を受けたピルです。
未承認医薬品等異なる目的での使用:低用量ピルは医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律で 下記の効果について認められておらず、未承認薬の扱いとなります。
・PMSの改善
・ニキビや肌荒れの改善
・生理のコントロール
・生理日の移動<
・ガンのリスクを低減
・子宮外妊娠のリスクを低減
入手経路等:国内医薬品販売代理店
国内の承認医薬品等の有無:国内でニキビの改善に使われる内服薬には、 ビブラマイシンが挙げられます。PMSの改善・生理のコントロール・生理日の移動、 ガン・子宮外妊娠のリスクを低減の目的で処方される 国内の承認薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報:頭痛、吐き気 、不正出血 、乳房の張り等のリスクがあります。
医薬品副作用被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の 対象外です。